60代からでも遅くない!
法改正で69歳まで積立可能に

 60代は、2026年12月の制度改正により大きな変化があります。加入資格の条件が大幅に緩和され、積立期間も70歳未満まで延びるため、60歳からでも最長10年間拠出できます。

 これまでは、働いているなどの条件が必要でしたが、改正後は公的年金に入っていない60代でも加入が可能になり、2029年11月末までは誰でも始められる経過措置も。ただし「国民年金やiDeCoの給付金を受け取っていないこと」が条件です。

 毎月の掛金上限額は、国民年金の任意加入者は7万5000円、それ以外の60代会社員などは6万2000円となります。

 ただし60代の実際の戦略としては、iDeCoの加入は所得税の支払いがあり、掛金を出す余力がある人向けだと考えるべきです。

 60~65歳は生活スタイルが会社員モードのままで支出が意外と下がらないことが多く、それなのに再雇用で賃金が下がるため生活に余裕がないことも。

 その場合は無理にやる必要はありません。また60歳以降も少額の拠出を続けて退職所得控除の額を上積みする出口戦略も有効です。

60歳から65歳までiDeCoを5年間続けた場合の退職所得控除額を説明する図。拠出期間20年未満は40万円×5年で200万円、20年超は70万円×5年で350万円。会社を退職してもiDeCoの拠出期間はリセットされないと説明している。
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 最低額の月5000円でも、5年間続ければ控除額は数百万円増やせます。

この記事の監修は…山崎俊輔さん
フィナンシャル・ウィズダム代表。特に確定拠出年金とリタイアメントプランに強いファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。

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