「遺言書を書くのはまだ早い」と思っていないだろうか。子どものいない夫婦や独身の人は、遺言書がないと、財産が想定外の親族に渡る可能性がある。家族仲が良くても油断は禁物。30代でも無関係ではない。遺言書が必要になるケースと書き方の基本、投資家が注意したい相続のポイントを確認しよう!(ダイヤモンドZAi編集部)

「ダイヤモンドZAi」2025年10月号の「投資家のための終活大全」を基に再編集。データはすべて雑誌掲載時のもの。

妻に遺すはずの財産が
親やきょうだいの手に?

子どものいない夫婦で夫が亡くなり、遺言書がないと義理のきょうだいにも相続権が生じることを伝える漫画
子どものいない夫婦は、遺言書がないと夫の両親やきょうだいに相続権が発生することも。思わぬトラブルを防ぐためにも、早めの準備が大切だ。
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「私はまだ若いから大丈夫」「家族仲が良いから遺言書なんていらない」そう思っていないだろうか?

 しかし、年齢にかかわらず人は突然亡くなることがある。それに、想定外の人に遺産が渡る可能性もある。

 たとえば、子のいない夫婦の場合。夫が「全財産を妻に」と考えていても、遺言書がなければ夫の両親にも相続権が発生する。夫の両親が亡くなっていれば、夫のきょうだいが相続人になる。

子どものいない夫婦で夫が死亡し、両親も他界している場合、妻と夫の妹の法定相続割合を示す図。
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 こうした事態は、遺言書で避けられる。「まだ早い」と思わず、遺言書について考えてみよう。