銀行口座や証券口座のありかを、家族に伝えているだろうか。通帳のないネット取引や暗号資産は、手掛かりがなければ相続時に見つけにくい。申告後に財産が判明すれば、修正申告や遺産分割のやり直しも必要になる。家族を困らせないため、今すぐ残すべき情報と探し方を専門家の助言をもとに、具体例も交えて詳しく解説する!(ダイヤモンドZAi編集部)
自分の口座のありか
家族に伝えてる?

あなたは、自分がどの銀行と証券会社に口座を持っているか、家族に伝えているだろうか?
その情報がなければ、家族は手探りの状態で探し出す苦労を強いられる。ネット取引が主流の今、通帳や株券などの手掛かりもなく、家族が途方に暮れることも少なくない!
さらに、ようやくすべての財産を把握し、相続税を申告し終わっても、その後に新たな財産が見つかったなら……。修正申告が必要になり、遺産分割協議もまた行うことに。
相続税の申告・納税期限に間に合わなければ、延滞税もかかってしまう。
大切な家族に計り知れない負担を負わせないためにも、財産の一覧表作成は急務なのだ。
家族に伝えるべきは、
残高より「金融機関名」
最低限、家族に共有すべき情報について、相続専門税理士の前田智子さんはこう話す。
「残高や取引内容は内緒でもいいですが、利用している銀行や証券会社といった金融機関の名前は、必ず家族に伝えておきましょう。手掛かりがないと、どの会社に口座があるかを特定するだけでも、ひと苦労です。
FXや暗号資産の取引は、家族に黙ってやっている人も多いのでは?これも、どの会社を利用しているか、必ず伝えてください。」