独身者の財産は誰に渡る?
遺言書は必要?
相続専門税理士の前田智子さんは、「まず、誰が相続人になるか確認しましょう」と話す。両親が健在なら、両親のみが相続する。
ただし、シニアで子どものいない独身の人は要注意だ。両親が亡くなっていて、祖父母も他界している場合、きょうだいが相続する。きょうだいが亡くなっている場合は、その子ども(甥や姪)が相続人になる。
つまり、両親が亡くなっていると、あまり縁のない親戚が相続権を持つケースも少なくない。
もし、法定相続人となる親戚よりも、別の人に財産を渡したいなら、遺言書を書こう。長年連れ添った内縁のパートナーや、特にお世話になった友人、あるいは慈善団体などに財産を譲りたい場合も同様だ。
遺言書を書くべき人は?
家族構成が複雑な場合も要注意
前田さんは、「家族構成が少し複雑な方は、遺言書を検討してください」と話す。たとえば、再婚していて、前の配偶者との間に子どもがいる場合などだ。
また、自身の法定相続人の中に、行方不明者や、長年疎遠になっている人がいる場合も要注意。遺言書がない場合、法律で定められたすべての相続人が遺産分割協議に参加する必要がある。
連絡が取れない相続人がいると、その人を探し出して手続きを進める必要があるのだ。