証券口座は「ほふり」
銀行口座は照会制度で確認!
財産の一覧表が残されていない場合でも、口座を探す方法がまったくないわけではない。証券口座や銀行口座を探す方法について、ファイナンシャルプランナーの藤川太さんはこう話す。
「亡くなった方が契約していた証券口座がどこにあるかまったくわからない場合、証券保管振替機構(通称:ほふり)に問い合わせてみましょう。
ほふりは、上場株式などの振替制度を運営しており、証券会社に口座を開設している投資家の情報を集約しています。
一方、FXや暗号資産の口座については、一括で問い合わせる方法はありません。一つ一つ金融機関にあたる必要があります。
なお、銀行口座に関しては2025年4月から、『相続時預貯金口座照会』という新しい制度が始まっています。マイナンバーに紐づけられた口座であれば、まとめて確認できるようになりました。」
保険や土地が
探し出せないときは?
生命保険や土地・建物について、前田さんは次のようにアドバイスする。
「生命保険は『生命保険契約照会制度』で、生命保険協会に加盟しているすべての生命保険会社に対して、故人の契約情報を一括で照会できます。
土地や建物については、市区町村役場の税務課(固定資産税課)で『土地・家屋名寄帳』を取得すれば調べられます。ただし、市区町村ごとでしか調べられません。
土地の中でも、山林は見逃されがちです。免税のため、固定資産税課税明細書が届かないからです。一覧表にしっかり記載しましょう。」
※今回、アドバイスしてくれた相続のプロ2人!
税理士法人レディング所属。相続の相談実績4000件超!
著書に『相続専門税理士が教える 相続のめんどくさいが全部なくなる本』がある。
ファイナンシャルプランナーで、家計の個人相談のパイオニア。資産運用から相続まで精通!
『「新NISAバブル」に気をつけろ!』など著書多数。
本記事は、ダイヤモンドZAiの内容紹介を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で運営しているものではありません。投資は自己責任において行ってください。