「今さらiDeCoを始めても遅い」と思っていませんか。実は50〜60代は家計の余力があり、収入や税制面で若い世代より有利な条件がそろう年代です。2027年からは積立期間も延長され、老後資金を増やす好機がさらに拡大。年金を少しでも増やしたいなら、知っておくべきiDeCoのメリットをわかりやすく解説します。(ダイヤモンドZAi編集部)

「ダイヤモンドZAi」2026年9月号別冊付録の「一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った iDeCo(個人型確定拠出年金)入門」を基に再編集。データはすべて雑誌掲載時のもの。

今からでも遅くない!
50~60代がiDeCoで有利な3つの理由

 50~60代の人が老後の資金づくりについて考えるとき、「今さらiDeCoを始めても遅いのでは」とあきらめてしまうことも多そうです。

 しかし、2027年から積立できる期間が70歳になるまでに延長されることもあって、実は50代、60代こそiDeCoを優先して始めるべきです。

iDeCoの積立可能期間が70歳未満まで、受取開始期間が75歳未満まで延長されたことを示した図 
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 その理由は、若者よりも老後資金を貯め始めるための大きな強みが3つもあるからです。
 
 1つ目は、20代や30代の若い頃に比べて、定年していなければお給料が高い傾向にあるため所得控除額が大きくなる点です。
 2つ目は、子供の教育資金や住宅資金などの負担が終了、もしくは終わりが見えてくるので積立額を用意しやすくなること。
 
 そして3つ目は、様々な税制優遇が終わりを迎える人が多く、所得控除の枠を使えるiDeCoが効果的になること。子供が独立したり、住宅ローンの支払いが一定年数経過したりすることで、「扶養控除」や「住宅ローン控除」などの税制優遇がなくなることが、逆に有利に働きます。

50代以降に始める3つのメリットを示した図
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 子どもが独立したり、住宅ローンの支払いが一定年数経過したりすることで、「扶養控除」や「住宅ローン控除」などの税制優遇がなくなることが、逆に有利に働きます。