「金利が上がると、Jリートはもう買えない」――そう思うのは早計だ。カギを握るのは、保有物件の賃料をどこまで引き上げられるか、そして金利上昇に耐えられる財務体質かどうか。同じJリートでも、物流施設、オフィス、ホテルなど投資先によって強みと弱みは大きく異なる。プロがいま注目するタイプを徹底比較する!(ダイヤモンドZAi編集部)

 「ダイヤモンドZAi」2025年12月号別冊付録の「Jリート入門」を基に再編集。データはすべて雑誌掲載時のもの。

プロの期待が集まるのは?
Jリート6タイプの実力を徹底比較!

 Jリートが投資する不動産は、主に下記の6タイプに分けられる。

●   物流施設
●   オフィス
●   ホテル
●   商業施設
●   住宅
●   ヘルスケア

 プロの期待度が高いものから順にチェックしていこう。

物流施設は巻き返しに期待!
割安感が強く金利上昇にも強い

 最も期待の目が向けられたのは、物流施設だ。

 「物流施設はコロナ禍の特需の反動で調整が続いたため、価格に出遅れ感があります。NAV倍率や利回りを見ても割安感が強いです。今後は、他のタイプに追いつくような上昇を期待しています」(東海東京インテリジェンス・ラボの中村貴司さん)

物流施設型Jリートの特徴を示す図。賃料形態は固定がメインで、契約期間は長期、景気の影響を受けにくい。8銘柄で、利回りは4.39~5.38%。物流施設内の写真も掲載。
「2025年6月にデータセンター設備が不動産として認められ、電力消費量などに応じた変動賃料が期待されている。物流施設タイプは物件のスペック面でデータセンターを手掛けやすく、今後の組み入れが成長の鍵に」(中村さん)
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 物流施設は固定賃料で5~10年の長期契約を結ぶところが主流だ。

 賃料が上がりにくいという指摘もあるが、「近年は消費者物価指数に連動する賃料を取り入れて、インフレに対応するところが増えている」と中村さんは評価する。

 また、借入金比率の低さも特徴で、アイビー総研の関大介さんも「今後、国内金利が上がったとしても他のタイプより影響を受けにくい」と注目する。