「家族は無条件で味方になる存在」
作品を通じて感じた家族の在り方
2026年8月28日(金)より全国公開
自閉スペクトラム症の兄(安田章大)と彼と共に歩んできた妹(のん)。兄は自立して暮らしているが、妹の結婚話を機に、お互いの将来について向き合うことに。安田章大(SUPER EIGHT)とのんがW主演を務め、強い絆で結ばれた兄と妹を演じたヒューマンドラマ。
監督:小林聖太郎 原案・脚本:山野海 企画:安田章大 企画プロデュース:佐藤現 音楽:富貴晴美 出演:安田章大、のん 制作プロダクション:セントラル・アーツ 配給:東映ビデオ
のん自身は兵庫県出身だが、今回は大阪弁の台詞が高いハードルとなった。
「ディープな大阪の言葉なので、自分の地元とはまた違った方言でした。舞台となった大阪ならではの空気感が出る、重要な部分だと思います。監督も方言指導の方も、イントネーションだけでなく、『ここはちょっとコブシを効かせて』など、音の高低や強さなどのニュアンスまでこだわっていたので、とても難しかったですね」
支え合う家族だからこそ、避けて通れない日常の問題。「観た後にちょっと希望をもらえる作品になっていたら」と話す。
「いいところも悪いところも、全てを知ってもなお、一緒にいるのが家族です。時に悪いところが気になってしまって、いいところがかすんでゆく瞬間があったとしても、無条件で味方になってくれる存在であってほしい。今回の作品を通じて、お互いをわかり合いながら、生きていくのが家族なのかなと思いました。希は大貴をお荷物だと思っているところがあるけど、実は大貴もそう思っていて、お互い様なんです。大貴の冗談めかした台詞で希が気付かされて、クスッと笑えてほっこりするシーンが、とても素敵だと思いました」
主人公すずの声を演じた劇場アニメ『この世界の片隅に』は日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞した。2022年には自身が脚本、監督、主演を務めた映画『Ribbon』が公開。同年、さかなクンの自叙伝を映画化した『さかなのこ』では主人公を演じ、第46回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を獲得した。
「共通点がある役はそんなにありません。『自分と似ているから』といった理由で、お仕事を引き受けることがあまりないからかもしれません。いつも研究して、どうにか共通点を探しだして、そこから広げていきます。毎回が挑戦です」
プライベートは植物に夢中!
ネットショッピングも上達
今年は数多くの音楽フェスに参加。さらに全国ツアーが控えるなど、俳優業だけでなく、アーティスト活動にも精力を注ぐ。
「仕事への意識は変わりませんが、作品への向き合い方は変わったかもしれません。あまりカッカしなくなり、丸くなりました(笑)。目標は『一生、自分の表現が良くなると信じて、限界を決めずにどんどん発掘していく』こと。今、やっていることに新しく始めたことはなくて、子どもの頃からやっていることばかり。自分の中で自然なことしかやっていません。いろんな表現活動をしたいというより、表現をより深めていきたい。もっと人に伝わるような表現者になりたいです」
一方で、現在プライベートで夢中になっているのが観葉植物の手入れだそう。
「ベンガレンシス、フィカスバーガンディ、オリーブの木だけをベランダで育てています。最初はなんの感情もなく買ったんですけど、新しい葉っぱが生えてくるのを楽しみにしているうちに少しずつ愛情が芽生えてきて、お世話するのが楽しくなってきました。お部屋をジャングルにしようと思っています(笑)」
ショッピングは直接、自分の目で確かめて買う派だが、コロナ禍でネットショッピングに目覚めた。
「以前は洋服などのサイズや素材などが見極められなくて、よく失敗していましたけど、だいぶ上手になりました。今ではどんな素材が何%入っているか、サイズは何センチと明記されているものを厳選して買っています。サイトに掲載されている画像の加工具合もかなり解析できるようになりました(笑)。だいたい10日間ぐらい、ショッピングカートに入れて吟味します。最近は真空保存容器を買いました。作り置きした、ちょっとしたおかずや野菜を入れています。食品を長持ちさせるのに便利です」
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